縁起物として年賀状デザインに用いられる「花」・「木」の絵柄についてまとめていきます。
年賀状デザインによく使われるお花や木の種類と、そのお花・木にこめられた意味を紹介します。
梅(うめ)

『梅』は春の訪れを告げる花となり、新年のお祝いを伝える年賀状に描くのにふさわしいお花と言えます。
さらに、梅は寒さが厳しい冬の真っ只中に咲く花。
そのため梅には生命力や忍耐、高潔、清らかさの象徴といった意味合いもあります。
イラストにすると、控えめなかわいらしさがあり、主張しすぎないけれど華やかな印象を与えられるのが魅力でしょう。
縁起物『松竹梅』について
梅の花は単体でもOKですが、松や竹と合わせて『松竹梅』として描かれることもよくあります。
松・竹・梅は、どの木々も厳しい冬でも色あせず、不変の美しさを持つことで知られています。
また、この松竹梅の木々は、それぞれ
- 松:長寿
- 竹:成長と節操
- 梅:生命力
といった意味があり、3つ合わせて『歳寒の三友(さいかんのさんゆう)』と呼ばれることも。
したがって、寒さに負けない松竹梅の組み合わせは縁起がよいため、年賀状デザインに多用されているのですね。
椿(つばき)

梅と並び、年賀状デザインによく描かれる花は『椿』。
冬に花を咲かせる椿は『控え目な優しさ』や『完全』といった花言葉を持ちます。
さらに、厳しい寒さの中でも鮮やかな花を咲かせることから、困難に耐えて美しく咲き誇る、といった意味もこめられます。
赤く大きな花を咲かせる姿は美しく、年賀状に取り入れると、パッと目を惹くデザインに仕上がります。
古くから吉祥(よい兆し)のモチーフとして使われてきたという歴史もあり、おめでたい挨拶状である年賀状に用いるのにうってつけでしょう。
ただし、椿には年賀状には避けるべき、という説もあります。
椿は年賀状には不向き?
椿は、花首ごとポトリと落ちる、という花の散り方が首落ちを連想させるため、慶事(お祝いごと)にはふさわしくないという意見もあります。
斬首をイメージするため縁起が悪い、という意見ですね。
ただ、この意見は武士社会の名残であり、現代ではそこまで気にする必要はないでしょう。
南天(なんてん)

冬に赤い実をつける低木『南天』は縁起物として知られています。
南天が縁起物として親しまれている理由は『難を転じる』という語呂合わせから。
難を転じる、つまり困難を回避するという意味から、厄除け・魔除けの意味を持つとされています。
さらに『難を転じて福をなす』という吉祥(よい兆し)の意味合いもあるので、年賀状にピッタリといえるでしょう。
また、厳寒の中でも鮮やかな実をつける生命力。
一度にたくさんの実をつけることから、実り多き幸せを願う象徴としてもみなされます。
そもそもの南天の木が縁起木ということからも、お正月にふさわしいデザインとなっています。

