年賀状デザインに縁起物として描かれる「富士山」。
古くから日本で縁起物として親しまれている富士山ですが、なぜ年賀状デザインによく使用されるのでしょうか?
富士山と年賀状について、まとめています。
年賀状の「富士山」にこめられた意味
年賀状に「富士山」を描くことにより、こめられる意味についてまとめます。
不老長寿や無病息災・家内安全
富士山には『不老長寿』や『無病息災・家内安全』という意味をこめられます。
これは富士山(ふじさん)と読み方の音が近い『不死(ふし)』や『無事(ぶじ)』を連想させるため。
不死は『不老長寿』を、無事は『無病息災や家内安全』を思わせます。
お正月に一年の安全を祈るという意味がこめられるのですね。
幸せが終わりなく広がっていく・成功が続いていく
富士山には『幸せが終わりなく広がっていく』や『成功が続いていく』という意味をこめられます。
富士山の見た目は、上が狭く下が広くなっている、裾野が広がった形をしています。
この美しい形が『末広がり』を連想させるため、富士山は縁起がよいとされています。
そもそも『末広がり』には、末永く繁栄・発展していくという意味があります。
したがって、富士山には幸せが終わりなく広がっていく、成功が続いていくことを願う意味をこめることもできます。
より縁起がよい「富士山」の種類
日本一の霊峰として、古くから信仰の対象であった富士山。
そんな富士山のなかでも、より縁起がよいとされる特別な富士山を紹介します。
もちろん、どの富士山も年賀状デザインに使用してOKです。
赤富士
『赤富士』とは、日の光が富士山の山肌を赤褐色に染め上げる自然現象のこと。
この『赤富士』が見られるのは、夏の終わりから秋の初め、さらに時間帯は早朝のみという限られた条件下のみ。
希少性が高いため、縁起物として尊ばれているのです。
また、雲や霧が少ないこと、空気が澄んだ晴れの日のみに見られます。
そんな『赤富士』には、厄除けや商売繁盛、願望成就といった意味をこめられます。
『紅富士』とは?
同じく富士山の山肌が太陽によって赤く染まる『紅富士(べにふじ)』という自然現象も同じく縁起物として知られています。
『紅富士』は雪が降った後、冬にしろい斜面が朝焼けにより紅色に染まる自然現象のこと。
『赤富士』とは発生する時期が違います。
この『紅富士』も『赤富士』と同じように厄除けや商売繁盛、願望成就といった意味がこめられます。
逆さ富士
『逆さ富士』とは、湖や田んぼの水面に富士山が上下反転して映り込む姿、自然現象のことです。
快晴の風のない静かな日にしか見られない貴重な姿。
そんな水面に映る雄大な富士山はまさに芸術といえます。
そんな『逆さ富士』は富士山が鏡写しとなっていることから開運や繁栄のシンボルとみなされています。
初冠雪・冠雪の富士
秋が過ぎ、シーズンで初めて雪が降った『初冠雪』、雪が積もった『冠雪の富士』も縁起物として知られています。
頂上付近に白い雪が積もり、雪化粧した姿はよく見慣れた富士山の姿ですね。
そんな『初冠雪』や『冠雪の富士』の清らかな姿は、新しい年の始まりを象徴します。
新年をお祝いする年賀状にピッタリの絵柄と言えますね。
初日の出との組み合わせ
富士山と『初日の出との組み合わせ』はとても縁起がよいデザイン。
初日の出が太陽信仰と結びつき、年神様が日の出とともに降臨する、という意味をこめられます。

