年賀状に描かれるデザインのうち「お正月モチーフ」の絵柄にこめられる意味と願いについてまとめています。
独楽(こま)

昔ながらの遊び道具である「独楽(こま)」。
回転させて遊ぶ独楽には、物事がスムーズに運ぶなど『円満』という意味をこめられます。
独楽が回る様子から『お金がよく回る(経済が潤う)』という意味も。
また、軸(芯)がぶれずに回り続ける様子から、地に足をつけて努力する・成功するなど『立身出世』や『発展』といったイメージもあります。
羽子板(はごいた)

「羽子板(はごいた)」は羽根つきに使われるお正月遊びの定番です。
羽子板には、もともと魔除けの意味があり『邪気をはねのける』や『厄除け』といった意味がこめられます。
この邪気払いは、羽子板の羽根と跳ねるをかけたもの。
また、羽根をつく、という行為自体が厄払いの儀式としてみなされています。
さらに、羽根つきに使う羽根の玉は『無患子(むくろじ)』という木の種が使用されています。
この無患子、漢字が示すとおり『子どもが患うことがない』という意味がこめられています。
したがって、羽子板には『子どもの健康』や『無病息災』の願いもこめられます。
新しい年を健康で過ごせるようにとの思いがこめられるのですね。
羽子板は女の子のお祝い
羽子板は、女の子が生まれて初めて迎えるお正月(初正月)に贈るもの。
先ほど説明したとおり、羽子板には魔除けや子どもの成長・健康の願いがこめられます。
自分たちの家族に女の子が生まれた場合や、送る相手に女の子が誕生した場合などのデザインに取り入れるとよりよいでしょう。
毬(まり)

お正月遊びとして親しまれる「毬(まり)」もしくは「手毬(てまり)」。
そんな毬には、その形にちなみ『円満』や『角が立たない』といった意味がこめられます。
このことから、物事が丸く収まる、人間関係に角が立たない、家庭(夫婦)円満などの願いがこめられます。
また、長い糸を紡いで作られることから『縁結び』として良縁に恵まれるといった意味も。
毬の丸い形は魔除けの意味もあり、厄を祓い、丸まるとした健康・成長や、幸せな人生を願う柄として古くから親しまれてきた歴史があります。
かつては貴族の遊び道具であったことから、気品・気高さの象徴でもあり、デザインに取り入れると華やかな印象を与えられるのもよいですね。
鏡餅(かがみもち)

年賀状に描かれる「鏡餅(かがみもち)」には『今年も年神様のご加護を受け、一年を通じて福が重なり、円満で代々栄える幸せな年になりますように』という強い願いがこめられています。
そもそも鏡餅は、新しい年に幸福をもたらすとされる『年神様(としがみさま)』を迎えるための依り代。
鏡餅をお供えすることで、家族の健康や繁栄、豊作の願いをこめられます。
自宅に飾るのはもちろん、年賀状に描くことで、相手にも福がもたらされることを願うことができるのですね。
破魔矢(はまや)

「破魔矢(はまや)」は、初詣にて授与される縁起物。
矢の形をしており、家に飾ることで家内安全や厄除けの願いをこめられます。
年賀状に描かれる破魔矢は『魔を破る』と『幸運を射止める』という2つの意味がこめられます。
破魔矢は『魔を破る』
破魔矢には、その名が示すとおり『魔を破る』という魔除け・厄除け意味があります。
災いや不幸などの魔=悪いことを打ち破り、安全な一年を過ごせるような願いがこめられています。
厄年の方へ送る年賀状のデザインにふさわしいですね。
破魔矢は『幸運を射止める』
矢の形をしている破魔矢には、的を射る、つまり『目標を達成する』や『チャンスや幸福を射止める』といった意味がこめられます。
よって破魔矢は、新年の抱負や目標の成就などを祈願するメッセージとしてもつかえます。
受験や就職活動を控えている方への年賀状にふさわしいデザインと言えるでしょう。

