新年を祝うための挨拶状である「年始状」についてまとめています。
年始状とは
年始状(ねんしじょう)とは新年を祝うための挨拶状です。
喪中の方など、誰に対しても出せる挨拶状となります。
年賀状との違いについて
年始状と同じく、新年を祝うための挨拶状であるのが年賀状。
そんな年賀状と年始状の違いについてまとめます。
「おめでとう」という意味の言葉は使わない
年始状では、年賀状に使われる「謹賀新年」や「あけましておめでとうございます」といった祝賀を意味する言葉は使用しません。
新年を祝うものの、お祝いの言葉=賀詞を使用しない挨拶状となります。
賀詞(文頭の挨拶)としては↓のような文例があります。
- 新年のごあいさつを申し上げます
- 謹んで新春のご挨拶を申し上げます
年賀状では『新年のお慶びを申し上げます』などとなる賀詞ですが、『お慶び』が『ご挨拶』となっていることがポイントですね。
また『謹んで新春のご挨拶を申し上げます』は年始状に使用でき、さらに年賀状の賀詞としても使用できます。
年始状の文章構成について
年始状に書く文章は
- 文頭の挨拶
- 昨年の感謝
- 相手の幸せ・健康を祈る
- 今後の付き合いを願う
といった内容で構成するのが一般的です。
構成は文頭の挨拶以外は前後しても構いません。
そんな構成を踏まえた年始状の文例を紹介します。
新年のご挨拶を申し上げます
旧年中はお世話になりました
本年もどうか変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします
新しい年が素晴らしい一年になりますよう心よりお祈りしております
また、相手が喪中の場合は『○○様(個人の名前)のご冥福をお祈りしております』などといった一文を加えることもできます。
この場合の文例は
新年のご挨拶を申し上げます
○○様(個人の名前)のご冥福をお祈り申し上げるとともに
新しい年が素晴らしい一年になりますよう心よりお祈りしております
本年もどうか変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします
などとするとよいでしょう。
喪中の方にも出せる
年始状は、新年のお祝いを控えるべき方にも送れる挨拶状です。
- 喪中の方
- 災害で被災された方
など、不幸があった方へ年賀状の代わりに送ります。
ただ、本来は年賀状を送るべき相手ではないため、文面やデザインなどは相手への配慮が必要となります。
喪中はがきを受け取った場合は?
喪中はがきを受け取った場合は「喪中見舞い」や「寒中見舞い」で返信をするのが一般的です。
年始状は比較的、最近行われるようになった挨拶状となります。
そのため、喪中はがきの返信としては、昔から使われてきた「喪中見舞い」や「寒中見舞い」を送るのが定番と言えるでしょう。
また、いずれにしても絶対に送らなければならないわけではありません。
あくまで気持ちを伝えるもの、相手の気持ちに寄り添うものだということを忘れずに書きましょう。
年賀はがきは使用しない
年始状には年賀はがき以外のはがきを使用します。
年賀はがきはそれだけで新年のお祝いを意味してしまうはがきです。
そのため、年始状には
- 郵便局などで販売されている『官製はがき』
- 切手を貼ってから出す『私製はがき』
のいずれかを使用しましょう。
また、私製はがきに貼る切手も年賀デザインを避ける必要があります。
できれば落ち着いた無難な切手を選びましょう。
年明けに届くよう、投函は年末に
年始状は新年を祝うための挨拶状。
そのため、新年を迎えてから相手に届くことが理想です。
しかし、年始状は年賀はがきではなく普通のはがきで書くため、投函が早すぎると今年中に届いてしまいます。
年賀はがきは12月25日(木)までに投函すれば元日に届けてもらえます。

したがって、年始状の投函は12月25日より後、年末に行うと良いでしょう。
絶対に元日に届かなくてはならない挨拶状ではないため、年が明けてから投函してもOKです。
また、年始状が相手に届く期限としては、年賀状と同じく1月7・15日ごろまでの松の内までが目安となります。
【まとめ】年始状について
- 年始状は新年を祝うための挨拶状
- 年賀状と違い「お祝い」を全面に出さない
- 喪中の方など旧年中に不幸があった方にも送れる
- 年明けに届くように投函する
ここまで「年始状」についてまとめました。
年始状は「送りたい」「気持ちを伝えたい」と思った相手に送るための挨拶状です。
伝えたい思いがある場合に、ぜひ送ってみてはいかがでしょうか?

